東京大学中須賀研究室とは?

東京大学中須賀研究室(Intelligent Space Systems Laboratory)では、知的宇宙システムの実現を目指した研究を行ってきました。 その一貫として超小型人工衛星の研究開発および運用を世界に先駆けて行っています。

CubeSat

2003年6月30日に打ち上げられたXI-IV(サイ・フォー)は1辺わずか10p、CubeSatと呼ばれる超小型の人工衛星です。東工大Cute-Iらとともに、 世界で初めて周回軌道に乗ったCubeSatとなりました。

2005年にはカメラなどに改良を加えたXI-V(サイ・ファイブ)が打ち上げられました。 二機のCubeSatは多くの地球画像を撮影しながら、 2009年現在でも正常な信号を地上に送り続けています。

写真上:CubeSat XI-IV  下:撮影された地球画像


ひとみ(PRISM)

2009年1月23日には、「まいど1号」などの打ち上げで話題となったH-2Aロケット15号機の「いぶき(GOSAT)」相乗り衛星の1機として、 中須賀研究室のリモートセンシング衛星PRISM(愛称:ひとみ)が打ち上げられました。

20p級の衛星で地表分解能30mを目指す望遠鏡をはじめ野心的な設計が盛り込まれたPRISMは、 起動上でパネルとブームの展開および姿勢制御、メインカメラ撮影に成功し、着実な成果を上げつつあります。

写真上:PRISM外観 中:ロケットに載せられた相乗り衛星(「いぶき」より撮影) 下:撮影されたメインおよびサブカメラの画像


Nano-JASMINE

赤外線位置天文観測衛星JASMINEの先行技術実証衛星として立ち上げられた研究室第四の小型人工衛星、それがNano-JASMINEです。 学生の手によって概念設計からスタートしたNano-JASMINEは、国立天文台との共同体制のもと、多くの努力を経て形になりつつあります。

「ただ打ち上げるだけ」で注目を浴びていたXIシリーズ開発の頃から10年が経過し、超小型衛星を取り巻く状況は大きく変化しつつあります。 その中で中須賀研究室は、新しい価値を世の中に提唱し続けることを目指しています。